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深掘り!旬野菜の話「ジャンボ落花生」

深掘り!旬野菜の話「ジャンボ落花生」

落花生と言えば千葉県!というイメージが強いですね。

実際、国内生産量では千葉県が80%強(年間約13,000トン)を占めており圧倒的1位、イメージだけではなく絶対王者です。蛇足ながら日本で消費されている落花生の90%は輸入品です。

広島育ちの私にとって、落花生といえばもっぱら炒ってあるもの(たぶん輸入物)でしたが、社会人になって東京で勤務し始めた頃(もう20年以上前です)の居酒屋で食べた塩ゆで落花生の衝撃は今でも忘れられません。

美味しい!慣れ親しんだカリッという食感ではく、柔らかく、噛むほどに落花生のエキスが口の中に広がります。ビールを一口飲んで、また手を伸ばす。あまりの美味しさにリピート注文したら一緒に行った人から笑われました。

広島に帰り、農業を始めて、最初に植えようと思ったのが落花生でした。どうせ作るなら粒の大きなジャンボ落花生が良いなと思ったものの、周りに作っている人がおらず、近くに種も売っていない。種を何とかネットで仕入れて育ててみたものの、うまく収穫までには至りませんでした。

土が全く出来ていなかったですね。畑の排水も悪く実がつかなかった。リベンジと思って翌年も植えたら、今度はそれなりに収穫ができました。その時に2度目の衝撃が!

慎重に掘り起こすとこんな感じで茎と殻が繋がっています

引っこ抜いたら根に大量の落花生!と思って抜いたら大間違い。茎に沿ってバラバラと落花生が出てきました。いや~知りませんでした。根に付くのではなかったのですね。茎から弦が伸びて土に入り、その一つ一つに実がつく。だから“落”花”生”。なるほど、名前の由来でありました。

採りたての生の落花生は広島ではほとんど認知が無く、取引先の飲食店さんのメニューにもありませんでした。収穫したての落花生をお持ちして、塩茹での落花生をご案内をしたところ、結構興味をお持ちいただきました。

それを今度は出荷農家さんに伝えると、作ってみようという人が現れました。そんな感じで収穫量が毎年増えていき、今ではまごやさいの主力野菜の一つになりつつあります。

まごやさいでは、掘りたてのものは「生・落花生」、干して乾燥させたものは「落花生」で販売しています。それぞれジャンボと名が付く大粒ものものがあり、計4種のラインナップになっています。

今は収穫初期の「生」の時期です。実を取り出すと15分ぐらい茹でれば食べられます。炒っても良いです。

お勧めは殻付きで茹でる方。味の深さがかなり違います。茹で時間は50分ほど、味の濃いのがお好きな方は塩水で茹でてみましょう。圧力鍋を使えば20分ほどで茹で上がります。

そんな、今が旬の落花生など、小さな農家が作った美味しい野菜をご家庭で味わうことのできる野菜セットを通販でご用意しております。是非お試しください。

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